MATERIAL

滑らかな肌触りと、天然素材特有のシワを生かすように、インドネシア・ジャワ島で鞣された牛革です。一般的に牛革というと、ある程度の厚みがあり、やわらかく、使うほどに馴染んで艶が増していく。そんなイメージの素材ですが、これは最初から滑らかで艶があります。シボ感は少なく、使い込むとマットな質感に。起毛して表面がざらつき、布のようにくったりしていく。一般的な牛革とは反対の育ち方をするレザーです。鞣し上がりのマットな表面を、アイロンがけのような方法でプレスし、艶を出す。それが経年によってほどけ、マットな表面感に戻っていくというわけです。この狙った質感を出すには、たとえコストがかかっても、高品質な原皮を選定することが欠かせません。てまひまがかかり、入荷のコントロールも難しいですが、ゆえに品質はつねに保たれています。