特集

雨の日対策特集〜防水スプレーへの不安を解消!〜 (2020.9.18更新)

雨の日のこんなお悩み、ありませんか?


レザー製品を持つにも、少々憂鬱な雨の日。
そんな雨の日対策としてRENでは防水スプレーのご使用をご提案しておりますが、店頭でお客様にお伺いしてみると、使い方への不安のほか、「実際使ってみたら革がどうなるのか」、「どんな状態が正解なのかわからないから勇気が出ない」と悩まれている方もいらっしゃいました。
そこで今回の特集では、防水スプレーの使い方をピックアップし、疑問解消につながる3つの実験を用いて使い方を解説いたします!


まずは
防水スプレーの種類について

一般的にはこちらの2種類に分類されます。

■フッ素系
フッ素樹脂を主成分とし、繊維に細かく浸透して撥水効果を発揮します。素材の通気性を損なわず風合いが保たれるため、レザーや生地などの撥水におすすめです。

■シリコン系
シリコン樹脂を主成分とし、繊維の表面に油膜を張ることで撥水効果を発揮します。素材の通気性はフッ素系よりも劣ります。油分を多く含むため、レザーや生地に吹き付けるとシミっぽくなることがあります。

————————————————————————–
RENでは、いくつか防水スプレーを試し、素材との相性を検証した結果を踏まえ、こちらのコロニル・ウォーターストップをお客様にご提案しております。

■ コロニル・ウォーターストップ200ml ■


実験スタート!!

今回実験ではRENオリジナルピッグスキン・ハリーの
キャメル色のはぎれを使って3つの検証をしてみたいと思います!


[その1]
「スプレーをする距離って関係あるの?」


<実験01>では、至近距離からスプレーをしてみましょう!
どの程度の距離から、どの程度スプレーをしたら良いのかわからず、至近距離から吹き付けて色ムラができてしまった・・・と、お困りの声が発生したこともあります。
ムラができてしまっても時間が経つにつれ、革色は元どおりになることが多いのですが使い始めから色ムラがついてしまうとガッカリしてしまうもの。そこで、あえて至近距離からかけすぎるこんな実験をしてみました!


【画像左:5cm程度の至近距離から4秒吹きかけてすぐの状態】
【画像右:30cm程度の離れた距離から4秒吹きかけてすぐの状態】
2つの条件で防水スプレーを吹きかけてみたところ、至近距離からかけた左のレザーはくっきりと丸く染まり、離してかけた右のレザーは全体に満遍なく染まっています。

さて、これから1日陰干しをして、完全に乾くとレザーがどうなるかみてみましょう!

<< 1日経過後 >>
■ 至近距離だと輪じみが・・・ ■
写真は、風通しの良い場所で影干しした後のレザーの様子です。油分の少ないフッ素系と言っても、左のレザーのようにかなりの至近距離から集中してスプレーを吹き付けると、しっかり乾いた後でも輪じみのように残ってしまいました。一方、距離をとってスプレーをした右のレザーは色ムラも目立たず風合いもそのままです。
————————————————————————–
■ 解決ポイント ■
RENのレザー製品の場合、30cm程度離し全体に満遍なく濡れる程度スプレーしていただくのがベストです!


[その2]
どれだけスプレーすれば良いの?どんなふうに効果がみられるの?


<実験02>水を乗せて効果を比べてみましょう!
<実験01>では、至近距離でかけるより、遠くから吹き付けると均一に広がり、乾いた後もシミっぽくなりにくことがわかりました。
さて、次はスプレーをする量についての実験です。「全体に吹き付けてください!どうぞ!」と、言われても、どれくらいの量をスプレーをすればいいのか加減がわかりにくいもの。そこで、30cm離したところから同じ条件でスプレーを1往復吹き付けた場合と、3往復吹き付けたレザーを用意し、吹き付ける往復回数でどの程度撥水効果に違いがあるのかを検証します。


【画像左:30cm程度の離れた距離から全体に4秒吹き付け×3往復】
【画像右:30cm程度の離れた距離から全体に4秒吹き付け×1往復】
しっかりと乾かしてから水を垂らしてみたところ、同じように撥水効果が発揮されているように見えます。
さて、これから試しに5分だけ時間をおいて、タオルで拭き取った後のレザーの状態をみてみましょう!

<< 5分後 >>
■ 3往復かけると、より安心 ■
ぱっと見はどちらもしっかりと撥水効果を発揮しているのですが、時間が経つにつれ右のレザーに乗せた水は繊維に浸透し、毛穴の目立つ部分の色が濃くなっているのがわかります。

————————————————————————–
■ 解決ポイント ■
“一度全体にスプレーしていただき、乾いたらもう一度スプレーをする”というやり方で、合計3回程度行なっていただくと、効果的に撥水効果を得ることができます。


[その3]
濡れても放置してて大丈夫?


<実験03>比べてみましょう! “ずっと放置” or “すぐ拭き取り”
ここまでの実験では遠くから3往復程度吹き付けると水を効果的に撥水することがわかりました。最後は、撥水効果万全にした後だからと言って濡れても放置して大丈夫なのか?それともすぐ拭き取ったほうが良いのか?という疑問への検証です。


【画像左:水を乗せたまま放置】
【画像右:水を乗せてすぐタオルで拭き取り】
“30cm程度の離れた距離から全体に4秒吹き付け×3往復”し、しっかりと乾かしたレザーを用意しました。水を乗せ、右はすぐにタオルで拭き取り左はそのまま放置し、30分後のレザーの状態を見てみます。

<< 30分後 >>
■ しばらく放置しても、染み込まないですが。。。 ■
しっかりとスプレーされていれば、時間が経っても染み込みにくくなっています。ただし、スプレームラがあると染み込みやすい部分も出てきますので完全に浸透を防げると言い切れません。雨や水に濡れた時は、なるべくすぐにタオルやハンカチで上から押さえて吸い取るように水分を拭き取ってください!

————————————————————————–
■ 解決ポイント ■
雨や水に濡れた場合は、できるだけ早い段階で水分をタオルで抑えるように拭き取って下さい。

:::注意:::
濡れると通常よりも色落ちしやすくなります。水分を拭き取る際に薄い色のタオルに色移りする場合があります。また、お洋服も同じく薄い色のものと合わせてお持ちになる時は、お洋服にレザーの染料が移る場合がありますので、十分にご注意ください。


まとめ

① 商品から30cm程度離し全体に満遍なく濡れる程度スプレーしていただくのがおすすめ。
② “一度全体にスプレーしていただき、乾いたらもう一度スプレーをする”というやり方で、合計3回程度行なっていただくと、効果的に撥水効果を得ることができる。
③ 濡れた場合は、できるだけ早い段階で水分をタオルで抑えるように拭き取る。

ということになります。



スプレーをかけ直す頻度は?

・雨に濡れなければ2~3週間程度に1回様子を見ながら行なってください。
・濡れた後はしっかりと乾かし、その都度スプレーをかけ直していただくのがおすすめです。


ご使用前に防水スプレーをする場合、”CARE”ページでも使用方法の詳細をご紹介しております。
RENでご提案しているお手入れ用品のひとつ、「コロニル・ウォーターストップ200ml」は、直営店舗や直営ウェブショップでもお求め頂けます。雨の日も楽しくレザー製品をお持ち頂けるよう、ぜひご参考にしていただければと思います!!
ご不明な点はお気軽にスタッフにお尋ねください!

■ コロニル・ウォーターストップ200ml ■

『Care01 ご使用前に』



撥水性の備わったレザーバッグもあります!!

▼▼▼ 雨の日も安心。撥水性のあるRENのレザーバッグ ▼▼▼