RE New STANDARD/変わらない想いと、新しい世界へ

「RE New STANDARD」。

をコンセプトに掲げてこのかた、これまで以上に、なんども立ち返るきっかけになったのは、私たちREN自身でした。そのたび、に込めた想いや意思が、いわば根っこや幹として、いかに私たちのなかにずっとあり続けているかを思い知りました。
新しいコンセプトシートを制作するにあたっても、やはり、私たち自身を見つめ直すことにもっぱら時間を費やしました。はたと気づいたのは、その根っこや幹が、知らず、すくすくと育っていたこと。変わらない想いを胸に、新しい世界へ。

スタンダードを問い直していきたい。なんどでも。これからも。

持つことで、軽くなれる。
繰り返しみたいな日々の暮らしも、
ふさいだ気分も。

Lighter you feel by having it.
Lighter the repetitive daily life.
Lighter the depressive moods, and even the way of life.

手にしたその日から、まるで長年をともにした相棒みたいにしっとり寄り添うのも、RENの製品の魅力です。使うひとの個性、体型、暮らしに無理なく馴染むよう、革は加工しすぎず、金具やプラスチックも、なるべく使いません。そのほうが、体にしっとりと寄り添うから。

よく馴染めば、持つことで、むしろ軽くなることだってあります。それ自体が荷物にならず、コーディネートの邪魔にもならない。持つというより、身にまとう感覚。目指しているのは、そうした製品です。

一方、トワルやクラックのように、なかには、一見するとカチッとしてクセのない素材もあります。
それも、触れるたび、手になじんでくる。体に沿ってくる。メガネや帽子がそのひとの個性やほとんどからだの一部になるように。

そして、そこになにを入れるかによって、自分の暮らしの“あと”があらわれてくると、愛着もひとしお。

持つことで、自分の軸ができる。そうすると、気分も、生き方も軽やかになりそうです。

とにかく素材ありき。そこにどれだけ心が奪われるか。
シンプルに「好き」と思えるか。
誤解を恐れず言うならば、
この素材であれば、どんな形だってかまわない。
と思えるような。

After all, it's all about the material.
How deep you are captivated by it, or simply "love" it.
To put it bluntly, we don't care what form they take
as long as they are made of this material.

狙った革の質感を出すには、コストや時間がかかっても、いい下地を使う必要があります。だから、素材をなんども見直し、向き合い続けてきました。
生き物から原皮がとられ、なめされて革になります。ゆえにコントロールが難しく、手間ひまがかかる。それでも、ラクに、安価に手に入るものを妥協して選んでしまっては、「こんなものだろう」と、使い手も革への期待をなくしてしまう。

だから、とにかく素材ありき。

製品をつくるときも、まず革を広げ、向き合うことから。すると、自然とつくりたいと思える製品が浮かんでくることがある。また、自由にのびのびとトライ&エラーを重ねられるから、思いがけない革のよさを発見することも。
スマートではないでしょう。でも、それが私たちの、ものをつくる姿勢です。

CONCEPT ー⚫︎