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HALLIE / ハリー

HALLIE / ハリー

ブランド立ち上げ当初から、私たちが大切にしているオリジナルピッグスキンです。当時は革といえば牛革で、傷や色ムラのない、ひと目見てわかるクオリティがもてはやされていました。そんななか独自の価値を求めて素材を探し、めぐりあったのがハリーです。比較的キズや色ムラが多く、一般的に裏材として多く使われていた素材。ですがとにかく軽く、密度が高いため、薄くても丈夫であること、通気性のよさ、布のようなしなやかさに、私たちは可能性を感じたのです。部位による密度や質感の違いや染料を研究し、原皮をできるだけ無駄にしない方法を編み出すことで、いまではその魅力が多くのひとのもとに届いています。

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TOILE / トワル

TOILE / トワル

キャンバスのような適度な硬さとフラットな表情にこだわった、オリジナルピッグスキンです。革のスエード面(裏面)をあえてバッグの表面に使い、特殊な顔料を何層も重ね塗りすることでコーティング。均一で深みのある色を出し、革らしい風合いを抑えてフラットな質感に仕上げています。軽量で、表層の密度が高いため摩擦に強く、ある程度の撥水性もあることが特長。狙った色味を出すには、顔料の吹き付けを最低でも56回繰り返しおこなう必要があります。その工程により、バッグの内側にローラーの跡が残る場合もありますが、それは裏を返せば、てまひまを重ねた証でもあるのです。

SMOKE / スモーク

SMOKE / スモーク

東京・墨田区にあるタンナーと共同開発し、長年にわたって大事に使っているRENのオリジナルピッグスキンです。銀面(表面)を削って起毛感を出し丁寧に整えた、いわゆるヌバックですが、引き締まって強度があるのが特長。一般的にヌバックにすると強度は落ちますが、薄くても密度が高いピッグレザーは例外です。布と違い一枚ごとに表情が異なるうえ、この素材はさらに部分部分で新たな表情を見せます。そんな皮の個体差に、さらに削りをおこなう職人の感性で、あえてムラのある仕上がりに。極めつきに、使い込むことで毛足の長い部分と短い部分でコントラストが生まれ、使い手の個性もプラスされるのです。「スモーク」という名前の由来は、その燻したようなゆらぎある表情から。銀面を削ってあるため、洋服への色移りをしやすい傾向にあります。白やベージュの洋服はとくにご注意ください。


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