公開日:2021/8/30
MY WAY, MY REN
ひとそれぞれ、RENの使い方や思いも寄らない発想には、ときに私たち自身が驚き、学ぶことが多くあります。10人いれば10通りのマイウェイがあり、ストーリーやライフスタイルに紐づいています。
RENを愛用くださっているあのひとこのひとは、いつ、どんな場所で、どう使っているのか、それらを解き明かす連載が始まります。
第1回目は、フードからインテリアまで幅広く活躍するスタイリスト・中里真理子さんの場合。
私は、折りたたんでクラッチバッグのように持ちたい。
この大きさが、すごく好きなんです。普通なんですけど、だからこそ、そのひとの持ち癖が出ると思う。手でくしゃっと持つのか、ピタッとからだに沿わせて肩掛けするのか。それによってバッグの印象も変わりそうですよね。どんどん自分らしくなりそうな感じがする。私は、クラッチバッグのように持ちたい。
忙しい朝、なにも考えずに手にとっても。
ビーサンに、ヨレたTシャツみたいな格好でも。“ちゃんとしてる風”になるんですよね。逆に、スーツ姿で持てば、このクタッとした感じが抜けになる。0点にはならないし、100点を目指してもいない。プラスにもマイナスにもはたらくから、だれがどんなときに持ってもいい。
紐を結んで、巾着みたいに、
だらんと手にぶら下げて。
スクエアの形、ストラップの長さが、私にはちょうどいいんです。これって、たぶんひとによると思います。体型や身長に応じて、見え方のバランスって変わりますから。たとえば私には、いわゆるサコッシュは子どもっぽくなっちゃうし、RENのミニトートではちょっと優しすぎる。そうしたことが、ひとそれぞれにあると思います。私は、いつもストラップを結んで持ちます。ちょうど巾着みたいに、だらんと手にぶら下げて持ちたいんですよね。ストラップのたもとを持つこともあります。
けっこう重いものも入れちゃいます。ストラップは華奢ですが、「RENだから大丈夫」という安心感があって。雑に扱えるんですよね。コンビニに行くのにも、エコバッグみたいにパッと手に取れる。でも、街で偶然誰かに会っても恥ずかしくない。「間違ったバッグを持ってきちゃった感」がないんですよね。ちゃんと、気を抜いていない感じがする。
結び目の主張も気になるから、付け替えてしまうかも。
アクセサリーみたいなバッグが好きなんだと思います。スタイリングの一部になるような、「バッグを持っている」という主張が少ないバッグ。
だから、あえてエコバッグを普段使いすることも多いです。エコバッグって、だれにもならないで済むような気がして。同時に、“私”も出さないで済むというか。トワルのミニショッパーも、まさにそんなバッグですよね。私なら、さらに結び目の主張も気になるから、内側にくるように付け替えてしまうかも。
いろんなタイプのポーチを持つ、偏愛感が好き。
ポーチをたくさんバッグに入れているひとが好き。持ち物にこだわっている感じが素敵だし、なんか、かわいいですよね。「これにはメイク道具、もうひとつには手帳や筆記用具……」、そうやって小分けして整理しているひとが好きなんです。ひとつ大きいものを持っているよりも、いろんなタイプのポーチをじゃらじゃらと何個も持っている、そんな偏愛感も大好き。
ポーチって、なかなか欲しいものと出合えないんですよね。形や素材にこだわりたいし、でも、こだわりすぎて値段が高くなりすぎるのも困る。きっとポーチをたくさん持っているひとって、そういうのを見つけるのが上手いひとなんでしょうね。
お話を伺ったのは
中里 真理子さん
スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て独立。2005年から約3年間、アメリカ西海岸に居住。帰国後は、日用品やインテリア、テーブルまわりのスタイリングで、ライフスタイル誌など幅広く活躍。ユニセックスなスタイリングを得意とする。
https://www.marikonakazato.com/about
今回、紹介したアイテム
ベーシックスクエアL/牛革・ジャワカウ |
フラットショルダー/ゴートベロア |
ミニショッパー/ピッグスキン・トワル |
※生産終了 |
クラマエポーチ/やぎ革・ベアー |
クラマエポーチ・キュービック |
MY WAY,MY REN vol.2 : フォトグラファー 宮濱祐美子さんの場合