財布と心理 ー#1 身軽でいたいけど、大事なものは肌身離さずにいたい。

財布と心理 ー#1 身軽でいたいけど、大事なものは肌身離さずにいたい。

公開日 : 2022/11/10

 

財布と心理

#1 身軽でいたいけど、
大事なものは肌身離さずにいたい。

 

どうやら財布には、使う人のポリシーやこだわり、生き方に至るまでがてきめんに反映されるようです。裏を返せば財布を見れば、その人らしさが浮かび上がってくるということ。そう、まるで心理テストです。本連載では、RENの財布を使う身近な人たちの「財布と心理」についてインタビュー。これを読むことで、あなたの選ぶ財布からも、あなた自身のことが分かるかもしれません。

 


 

#1 江平奈々恵(RENスタッフ)の場合。

 

 

愛用の財布

ミニウォレット/ベビーバッファロー(black)

 


 

 

−−−この財布を使いはじめてどれくらい経ちますか?

およそ2年半です。

 

−−−財布を買い換える周期や理由について教えてください。

この財布を使いはじめるまでは、だいたい2年ごとに買い替えていました。

 

▲右:2年前に使用していた牛革・ソラム(peacock green)のミニウォレット

 

−−−直前にはどのような財布を使っていましたか?

じつは、同じ形で別素材「ソラム」の財布を使っていました。革の表面の乾燥が気になっていて、それでも形は気に入っていたので、別の素材を試してみることに。ベビーバッファローは、肌に吸い付くようにしっとりとしていて、その触り心地が気に入りました。

 

−−−財布選びのこだわりを教えてください。

仕事の日も休日も、とにかく身軽でいたいんです。だから、バッグはB5サイズくらいの大きさがよくて、休みの日には巾着型も愛用しています。そもそも、身長が低いので大きなバッグは似合わないんですよね。だから、財布選びの基準は、小さなバッグに収まること。それが大前提です。

 

 

−−−普段、財布にはなにをどれくらい入れていますか?

お札や小銭はいつもある程度財布に入れています。そして、カードもなかなか減らせないタイプで。歯医者など定期的に行く場所の会員証やクレジットカードなど、つねに10枚以上持ち歩いています。大事なものは肌身離さずにいたいので、家に置いておけないんですよね。あと、その年に引いたおみくじも全部入っていたり(笑)。

 

 

−−−使っていて、ストレスを感じることはありますか?

とにかく現金主義なので、財布は、小さければ何でもいいわけでもありません。以前、がまぐちの財布を使っていたときは、お札は一枚一枚折らなければ入らず、かなり手間でした。それでも、小さいことによる使いにくさより財布が大きすぎてバッグに入らない方が嫌なので、工夫して使っていました。この財布もかなり小さいので、現金やカードが入る量は限られています。それでも、お札は折らなくても入りますし、小銭入れも、入れれば入れるほど革が延びて想像以上にたっぷり入るようになります。お札、小銭、カード、としまう場所が分かれているので、それぞれを取り出しやすいですし。だから、一度に下ろす現金の量を調整してボタンが閉まるラインを守ってさえいれば、いまはほとんどノンストレスなんですよ。

 

 

−−−なにかケアをしながら使っていますか?

特にケアはしていません。直前に使っていたソラムは、ケアせず使っていると革の乾燥が気になりましたが、ベビーバッファローは劣化せず、最初に感じられたしっとり感が、2年半経ったいまでも感じられます。どんどん育っていく感覚ですね。

 

 

−−−この財布を使いはじめて、暮らしにいい変化はありましたか

財布を基準にバッグの大きさを選ばなくてよくなりました。好きなバッグを諦めずに済んでいます。

 

 

−−−あなたにとって、財布とはどのような存在ですか?

財布は、自分の気持ちやらしさが表れる“分身”のような存在だと思います。

財布を買い替えるときには、そのときになりたい自分をイメージして、そこにしっくりくる色や形を選んできたような気がします。たとえば以前、奇抜な色やデザインの財布を選んでいた頃は、個性的な自分を演出したかった。ベビーバッファローのミニウォレットを選んだ頃は、とことんシンプルにいたいと思ってました。この財布の飾らなさ、潔さが、その頃の自分にはしっくりきたんです。だから、色もblackを選びました。

 

 

使い込んで膨らんだミニウォレットには、「どんなことも諦めたくない」という自分の性格も表れているのかもしれません。

 


 

今回の財布

BABY BUFFALO
ミニウォレット(black)

 

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