財布と心理 ー#9ブレてもいい。気持ちいいなら。

財布と心理 ー#9ブレてもいい。気持ちいいなら。

公開日 : 2023/12/4

 

財布と心理

#9 ブレてもいい。気持ちいいなら。

 

どうやら財布には、使う人のポリシーやこだわり、生き方に至るまでがてきめんに反映されるようです。裏を返せば財布を見れば、その人らしさが浮かび上がってくるということ。そう、まるで心理テストです。本連載では、RENの財布を使う身近な人たちの「財布と心理」についてインタビュー。これを読むことで、あなたの選ぶ財布からも、あなた自身のことが分かるかもしれません。


#8 山口陽子さん(RENスタッフ)の場合。

 

 

愛用の財布

ミニウォレット/牛革・フィリップ(almond gray)

 


−−−この財布を使いはじめてどれくらい経ちますか?

2ヶ月くらいです。

 

−−− ―――とくに気に入っているポイントはありますか?

小銭入れの使いやすさです。折り紙みたいな構造でパカっと開きます。似た構造のものは他のメーカーにもありますが、ここまでしっかり開いて使いやすいのは、この財布ならでは。開いたときの見た目も美しいんです。

 

 

 

−−−財布を買い替える周期や理由について教えてください。

替える頻度は多い方で、早いときは半年、長く使っても1年。ブレないことがもてはやされますが、財布って毎日触れるものなので、1年経つとわりと年季が入ります。金運などは気にしない方ですが、綺麗だとやっぱり気持ちがいいし、財布を新しくすることで、自分の気持ちも新たになる。1年に1回大掃除をするみたいな感覚。あと、結構ひとの財布も気になっちゃいます。人のふり見て我がふり直せ、じゃないですが、とにかく綺麗に使いたいんです。

 

−−−普段、財布にはなにをどれくらい入れていますか?

カードは全部で8枚。実際はあと1-2枚入るのですが、あまり多く入れると形が崩れるのが早いので、最小限に。あまりくたくたにしたくないんです。レシートも、入れてもその日のうちに出します。小銭も、多くなってきたら意図的に使うようにしたり。

 

−−−直前には、どのような財布を使っていましたか?

バブルカーフの「アドレスウォレット・フラットロング」を使っていました。

 

−−−財布選びのこだわりを教えてください。

使いたいバッグ基準で選ぶことが多いかもしれません。実際、キルトベアーシリーズの「グリッドポシェットS」というとても小さなバッグをどうしても使いたくて、ミニウォレットに替えたんです。スマホも、そこに入るようにカバーを外しました。仕事でどうしてもパソコンが必要なので大きなバッグを持ちますが、それでも、アクセサリー感覚で小さなバッグを別持ちしたいんです。

 

 

−−−使っていて、ストレスを感じることはありますか?

大きいバッグに入れたとき、たまに行方不明になります。

 

−−−なにかケアをしながら使っていますか?

とくにしたことがありません。習慣がないのと、そもそもケアの必要がないように綺麗に使っているのと。手の油がのっていくなどは、いいことだと思いますし。

 

−−−この財布を使いはじめて、暮らしにいい変化はありましたか?

性格的には雑なタイプなので、大きな財布だと安心して雑に使ってしまいがち。コンパクトだと、気を遣わざるを得ないので、それがむしろ性に合っていて、綺麗に使うことができる。パソコンなどの重い荷物が必要な毎日のなかで、なるべく身軽にいられるのもうれしいですね。

 

 

−−−あなたにとって、財布とはどのような存在ですか?

タオルを新しくするとか、下着を買い替えるとかと似て、“心機一転”みたいなタイミングがある。気持ちと結びついている気がします。

 


 

今回の財布

PHILIP
ミニウォレット(almond gray)

 


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