CONCEPT / RE New Standard (SS)
「RE New STANDARD」。
をコンセプトに掲げてこのかた、これまで以上に、なんども立ち返るきっかけになったのは、私たちREN自身でした。そのたび、に込めた想いや意思が、いわば根っこや幹として、いかに私たちのなかにずっとあり続けているかを思い知りました。
新しいコンセプトシートを制作するにあたっても、やはり、私たち自身を見つめ直すことにもっぱら時間を費やしました。はたと気づいたのは、その根っこや幹が、知らず、すくすくと育っていたこと。変わらない想いを胸に、新しい世界へ。
スタンダードを問い直していきたい。なんどでも。これからも。
触れるたび、手になじむ。
なじむほど、触れていたくなる。
Every time you touch it, it feels good in your hand.And then you want to touch it more.
革だからといって気にせず、日用品として使い倒してほしい。そんな思いからはじまった REN。それには丈夫なほうがいいし、軽いほうがいい。すぐに捨てられてしまうものは、できるだけつくりださないほうがいい。
そんな想いを、つねに心にとどめながら、革と向き合い続けています。
いちど手にしていただいた製品は、できるだけ長く使ってほしい。くたくたになっても、なお使い続けてほしい。そのためには、経年も、味として楽しめるように。
そもそも、使うほどくったりと馴染んでいくのが、革ならではの魅力です。けれど、ときに革は伸び、表面はひび割れ、継ぎ目はほどけてしまう。
そんな特性も、あまさず生かしたいとつくったのが、たとえば細く裁断した皮をひも状につなぎ合わせてから成形する「ゴートメッシュシリーズ」。あえてほどよく甘く接着し、編み地の風合いを馴染ませることで、全体の醸すムードがてきめんに変わります。
革本来の傷やゆらぎまで愛おしむことができる製品をつくりたい。その姿勢に、多くのひとに共感してほしい。たとえば環境のためにできることのひとつは、手放さず、ただ使い続けることだと思うから。