仕事とトート、の十人十様(後編)

仕事とトート、の十人十様(後編)

公開日:2024/11/26

 

仕事とトート、の十人十様

ー 後編 ー

 

「もはや働き方も生き方も限定されず、制約もだんだんとなくなってきた今。これまで当たり前、とされてきた仕事バッグの定義も、そろそろアップデートしたほうがいいのかもしれません。そこで、年齢も性別も職業もバラバラの10人に尋ねた、それぞれの仕事とバッグの選び方。RENが「ネクスト仕事バッグ」として推したい、レザーのトートとともに。

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06 Maria Petrovaさん/フリーランスPR

いかにも“仕事用”というバッグは苦手。
どんな装いにも合わせやすい、
淡くてやさしい色合いが好き。


THE 仕事バッグというデザインは苦手で、とくに重いと、「すぐに投げ出したくなっちゃう」というMariaさん。小さな斜めがけと、ほぼ毎日持ち歩くパソコンを入れるための軽い布トートを、2個持ちすることが多いそうです。「布トートを選ぶのは、印象がやわらかくて、自分のスタイルに合うと思うから。キャッチーなディテールや色物の洋服を選んだり、レイヤードスタイルを楽しんだりすることが多いので、バッグはできるだけミニマルなデザインで」。

 

▲普段持ち歩くのは、パソコン、化粧ポーチ、水筒、財布、携帯くらい。「大きなバッグも便利だけど、必要以上に入れすぎないようあえて小さめを選ぶことも多いです」

 

 

07 茂成信行さん/会社員

メインストリームに巻かれるように、
ハイブランドだけには頼りたくない。


「HAY」などデンマークのインテリアブランドを扱う輸入元に転職、年齢年収ともに上がった今、「自分が一番輝けるものを身に付けたいけれど、ハイブランドだけには頼りたくない。またシックな色ばかりではなく、ベージュなど明るいカラーリングも取り入れたい」という茂成さん。「革の素材は装いがシャキっとして魅力が増しますし、このキャメルのトートは、自分の好きなスタイルの仕事バッグにマッチしそうです」

 

▲「休みの日はできるだけミニマムにしたいから」と、ショルダーポーチひとつで美術館などにひょいとお出かけ。「中身はサイフとスマホとタバコとリップです」

 

 

08 和田明子さん/「うつわのわ田」店主
09 和田巨樹さん/「うつわのわ田」従業員

経年変化するモノなら、
自分たちも、ともに生きやすい。


「心身の健康って、なにより大事」と、心が“暮らし寄り”へ向きかえたのは、器屋をはじめた40代なかば。「その頃から、一緒に生きていけるモノを選ぶように。たとえば色が味わい深くくすんでいく竹細工みたいに、自分たちとともに経年変化していくような」。かたやバッグは「私は便利や丈夫さを気にせず『可愛い』だけで買うことも(明子さん)」「僕もこだわりはそんなになくて、強いて言うなら軽くて、かっちりしていないもの(巨樹さん)」と、あっけらかんと、軽やかなファッション目線で。

 

▲普段は自転車通勤。身軽で雑に扱えるバッグを使うことが多い。産地に赴くときには、汚れても気にならないキャンバス地のトートや、サンプル用に買う割れ物が入る大きめのバッグなどが便利だとか。

 

 

 

 

10 天野宏之さん/フリーランスセールス

男性は万能で、経年変化するモノに弱い。
だから革が好きなんでしょうね。


「傾向として、男は万能な小物に弱い」洋服や靴などの販売を長年経験してきた天野さん。「女性はスニーカーにトートの時もあれば、大人っぽい格好に革のハンドバッグの時もあったりと、スタイルにバリエーションがあるけれど、男性は 『どんな服に合わせても大丈夫』というモノに偏りがち。あとは経年変化にも弱いから、革が好きなんでしょうね。それぞれの特性のいいとこ取りができたら、よりファッションを楽しめる気がします」

 

▲自転車に乗ることも多いという天野さんは、斜めがけできるショルダーバッグを選ぶことが多いとか。「取っ手の短いバッグよりショルダーのほうが手が空かないストレスもないし、服と一体感があって好きですね」


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