公開日:2023/8/7
「レジブクロ」と11人の生活者。
ー 後編 ー
「スーパーでレジ袋をもらう代わりに、エコバッグを使う」。と、一言でくくることもできるその選択と行動の根っこは、そう単純ではないはずです。理由も想いも、ひとによってさまざま。なにを選び、選ばないか、日常のあらゆる取捨選択がそうであるように。そこで、年齢も職業も異なる11人に、暮らしのなかでの選択や行動について、つぶさに振り返ってもらいました。
06 秋本理絵さん/「REN」神楽坂店スタッフ
リネンやコットンなどの天然素材が好きという秋本さん。「身につけるものに関しては、風合いのよさで選ぶことが多いですね。あと近ごろは、軽さも意識するようになったかもしれない」レザーものは正直、あまり興味がなかったそうだけど「RENに入ってからは、だいぶ印象が変わりました。軽いし、自分の好みに実はしっくりくる」
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07 堀彩花さん(大学生)
以前は「ファストファッションの洋服をたくさん買って、捨てる」を繰り返していたという堀さん。ただお茶を始め、茶器を自分で買って使うようになってから、意識が変わったとか。「毎朝、お茶を入れるとき、茶器に触れると、自分の今の状態がわかる。『まだだめだ、気持ちが安定してない』とか、わかってくるようになったんです」
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08 河島雅世さん/REN 営業担当
レジブクロはとくに好きなシリーズで、サイズや色違い、素材違いでつい選んでしまうと話すカワシマさん。A4サイズの書類やPCも入ったりと、用途で選び分けできることが“使いやすさ”のゆえん。重ねて収納すれば嵩張らないのもリピートしてしまう理由で、小さく畳めば持ち歩きやすい、とも。スーパーでレジ袋をもらうことにとくだん抵抗はないけれど、でも、レジブクロがバッグに入っている日は使う。ただ、本当に使いやすくて好きだから。
※2024秋リサイズいたしました。
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09 安居秀樹さん/販売員
家具やランドセルの販売員として、作り手の想いまでそっくり手渡しすることに悦びを見出す安居さん。量産されたものには気持ちが入りにくく、一方、作り手の真剣なまなざしや笑顔に触れると、「予期せず、好きになっちゃうことがある」とか。心が動く瞬間をたっとぶのは、旅行のときも。調べ尽くさず決め切らず、ある程度なりゆきで行動する。予定不調和を意識的に引き起こす。ものも場所もひとも、そうした出逢いが長い付き合いにつながるそうです。
ピッグスキン・ハリー black |
10 村上真理さん/アカウントマネージャー
ファッションデザインの仕事を経て、いまは動画制作プロダクションで働く村上さん。さまざまな“要素”を組み合わせながら何かを作り上げることにやりがいを感じ、それは過去のデザインの仕事でも、はたまた日々の料理でも。少しアンバランスで不思議な組み合わせが好物で、自分のツボにハマると、トレンドに脇目も振らず10年単位で使い続けるのだとか。
※2024秋リサイズいたしました。
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11 渡邊花さん/「REN」EC事業部
化学調味料はなるべく使わず「ひとつひとつ大事に作ってるから、大事に食べてね」と言う母親からの影響もあり、自分が食材を買うときも、自然なものかどうかを気にするという渡邉さん。「何も知らないで選ぶのはよくないのかなと思っているので、成分表示の裏とかも見ちゃいますね。だからスーパーに行くと、買うものが決まっているのに時間がかかるんです」
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