”冬のメッシュバッグ”という提案。

”冬のメッシュバッグ”という提案。

公開日 : 2022/9/15 更新日:2023/08/15

 

”冬のメッシュバッグ”という提案。

RENのバッグがうまれるとき、その多くは作り手が「心ひかれる素材」に出会ったことからはじまります。

素材の質感、色合い、触り心地や特性。「いい」と思った素材を余すことなく、RENらしくカタチに落とし込むならば。そんな視点から、いくつものバッグが作り出されてきました。

今年で発売4年目を迎えた『シープメッシュシリーズ』も、その素材の魅力に惹かれ形になったシリーズです。

 

 

手に吸いつくような
やわらかい質感

シープメッシュの魅力はなにより、このやわらかな質感にあります。手に吸いつくようなしっとりとした触り心地は、しなやかな柔軟性をもつ羊革だからこそ。実際に触れてみると、ふっくらとしたソフトな弾力を感じます。革を編み込むことで生まれる、革の重なりが織り成す魅力。

 

 

驚くほど軽いこと

もうひとつの魅力は、とにかく軽いこと。はじめてシープメッシュを持った方は、みなさん口を揃えて「軽いこと」に驚かれます。細く裁断した羊革を隙間なく編み込んだ質感は、一見すると重厚な印象。これだけ細やかな編み目を作るには、それだけ革の質量も必要になりますが、このシープメッシュはとても軽量な仕上がりです。

 

 

いちばん大きなサークルバスケットでも、その重さは約350g〜400gほど。身近な物と置き換えると、りんご1個分、350ml缶1個とだいたい同じくらいの重さです。片手で持ち上げても、まったく負担に感じません。

 

 

素材自体が軽量なことも重要ですが、その秘密は、"軽さを損なわないための工夫"がなされているから。極力金具をつかわないこと、構造や裏地の選定に至るまで、バッグになったときにも軽量に留まるように。デザインによっては優先しないこともありますが、このシープメッシュシリーズは軽さにも重きを置いて作られています。

 

"軽さを損なわないこと"は、RENがバッグを作るうえで大切にしている視点のひとつでもあります。

 

バッグそのものが軽いことは、より 「快適に使うこと」 にも繋がる。毎日持ち歩くものだから、ストレスなく、より心地よく。シープメッシュはそんな視点からも、おすすめしたいバッグです。

 

スタッフが考える
シープメッシュの「ここがお気に入り」

 

 

サークルバスケットM

まずご紹介するのは、トートバッグタイプの『サークルバスケットM』 4年前から秋冬シーズンに毎年登場している形です。細かなメッシュの存在感が際立つ、シンプルで上品なトートバッグ。やわらかい素材の質感を存分に味わうことができます。

 

 

ワンショルダーの心地よさ

 

「幅広いハンドルのワンショルダーは革のやわらかさと相まって、使っていて心地がいいポイントですよね」

 

幅の広いハンドルは、荷物を入れたときにも負担を軽減してくれます。肩への当たりもやわらかく、ストレスのない使い心地。そして、肩に掛けたときにもゆったりと、ゆとりのあるハンドルの長さ設計もポイント。

 

 

「ハンドルの内側も革張りになっているんです。この部分も、メッシュ部分と同じ羊革。あまり見えない部分ではありますが、ここにも同じ素材を使っているからこそ上品な佇まいになりますよね」

 

見えない部分もぬかりなく。その気配りが、シープメッシュシリーズの"上品さ”につながっているのかもしれません。

 

 

経年変化も、かっこいい

 

「こうして比べてみると、使うほどさらにやわらかくなるのが分かりますね。この"くったり感"は、やっぱり魅力的。変化したバッグが欲しくなるくらい、この経年変化はかっこいいと思います」

 

写真の右側はスタッフの愛用品。実際に、2年ほど使っていたものです。全体的に革がやわらかく変化して、バッグ本体やハンドルからもそのくったり感が伝わってきます。

 

 

「このくらいくったりすると、バッグの横幅も気にならない。バッグが大きいと、肩掛けしたときの存在感が気になる方も多いと思うのですが。身長とのバランスだったり、電車の中で邪魔になるのが気になったり。この形は、使うほど身体に馴染むのも嬉しいです」

 

くったりと変化することで、バッグそのものもくったりと。身体に沿って馴染むようなシルエットも、この形ならではの魅力だと思います。本体には裏布がついているので、荷物の重みで極端に変形してしまったり、伸びてしまうことはありません。

 

 

冬に似合うメッシュバッグ

 

「細やかな編み目模様はあたたかみがあって、取り入れるだけで季節感も出ますよね。素材感が上品だから、カジュアルダウンしすぎないところもいいと思う」

 

 

「こんなふうに、スニーカーとか色ものと組み合わせても似合う。上品な素材感だけど、上品にまとめなくても良くって。日常使いできるのもいいところですよね。ミリタリーやデニムとか、そのくらいカジュアルでも似合うし、洋服次第でエレガントにもカジュアルにも持っていけるところは、このバッグの強みだと思います」

 

サークルバスケットM/mid gray 

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今季の新色、mid gray

今季の新色は、ニュアンスカラーの"mid gray/ミッドグレー"革の編み目と相まって、グラデーションのようにも見える色合いに仕上がっています。

 

 

「よく見ると、グレーのなかにも濃淡がある色合いなんです。赤みがあったり青みがかっていたり。個体差はありますが、このミックス感がいいですよね。blackよりもやわらかい印象なので、合わせる洋服の幅も広がりそうです」

 

シープメッシュシリーズは、定番のblackに加え今季は2色の展開です。どちらの色にも共通していえるのは、使うほど革の光沢が増し、より深い色味を楽しむことができます。

※2023年は引き続きblack、mid grayに加え、「marron beige」が加わりました。

 

 

 

▲右:2年間使用した素材感 (black)

 

 

 

長くお使いいただくために
RENができること

どんなに丁寧に扱っていても、毎日使うバッグには必ず変化が起こります。革が伸びていくことで不便に感じてしまうこと、編み目がほつれてしまうことや、裏地が擦れてしまうこと…。どんなバッグにも、そんな変化はつきものです。

シープメッシュのバッグにも、長くお使いいただくなかでお修理が必要なタイミングがやってくるかもしれません。そんなときは、いつでもRENのアトリエでお修理を承っています。

 

 

例えば、革紐が伸びていくことでショルダーの結び目が抜けやすくなってしまった場合や、なにかの拍子に編み目がほつれてしまった場合など。アトリエの職人がそれぞれのバッグの状態を見極めながら、また使ってもらえるように、そんな思いでお修理作業を行います。どんなことでも、お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

▶︎お修理に関するお問い合わせはこちら
※お修理費用や期間はお修理箇所によって異なります。

 

 

 

この冬、RENがおすすめしたい『シープメッシュシリーズ』。ご購入前に聞いてみたいこと、不安なこと、気になることはお問い合わせフォームからご質問いただくこともできます。WEB SHOPのスタッフがみなさまの疑問にお答えしています。

 

 

シープメッシュの3つの形。少しづつ秋冬の気配を感じつつある今、バッグから季節を取り入れてみるのはいかがでしょうか?

 

 

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