はじめからくったりとやわらかく、使うほどに高級感のある艶が生まれる。本来手袋などに用いるために鞣されたシープスキンを、網代編み(あじろあみ)によって一枚のシート状に編み上げたレザーメッシュです。あらかじめシート状に編み上げた革を裁断・縫製することで形成する、洋服でいうところのニットソーにあたる手法です。原皮のしなやかな質感を活かすため、通常よりも多くのオイルを含ませてあります。さらに、色合いを整えるための顔料にもオイルを配合し、ごく薄く吹き付け馴染ませることで、手に吸い付くようなタッチを追求。レザーメッシュの形成を得意とする職人が集まる、インドのアトリエと手をとり、完成した素材です。
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