暮らしと齢を重ねて、変わったこと。ー モデル・香菜子さんの場合

暮らしと齢を重ねて、変わったこと。ー モデル・香菜子さんの場合

公開日 : 2026/06/25

 

暮らしと齢を重ねて、変わったこと。
ー モデル・香菜子さんの場合

 

“見せ上手”のモデルとして。
“作り上手”のアーティストとして。

はたまた暮らし上手や、お話し上手としても。いろんな面での“上手っぷり”に、憧れと親しみを抱かせる香菜子さん。もちろん、私たちもです。

 

▲バッグの中の“スタメン”は、財布に鍵、スマホ、手帳にハンカチ。そして「おぱんつくん」のポーチ。

以前にお会いしてから、およそ数年ぶりでしょうか。その間、編み出したキャラクター「おぱんつくん」が、おどろくほどの人気者に成長していたり、東京と鎌倉の二拠点暮らしを始めたり。忙しさの中身が徐々に変わるにつれ、さまざまな変化があったようです。

それは現在、RENのスクエアショルダーを使っていただいている理由とも、おのずと重なるようでした。

 

潔さの果てにあるもの。

「最近は潔さ、をテーマにしてるんです」

と、のっけから気になる言葉を投げかけてくれた香菜子さん。

「東京と鎌倉を行ったり来たりしていると、移動に往復で3時間もかかります。これまで通っていたピラティスに行く時間が取れなくなってしまって。それなら、と今は切り替えて、生活の中に運動を取り入れるようにしています」

そこで香菜子さんが実践する新マイ・ルールは、お風呂上がり。

「まず電気鍼ブラシで頭皮のケアをし、化粧水と乳液でスキンケアをしながら、青竹踏みを100回します。そしてドライヤーで髪を乾かすとき、スクワットを30回(!)やるんです。

それが今は生活に組み込まれているので、やらないと気持ち悪いというか。あと、例えば食べ過ぎた日でも『毎日スクワットやっているから大丈夫』と思えるので、食事も楽しめるようになりました。

ただ齢を重ねるにつれ、ほんのり体力の衰えも感じる昨今。

「これまでなら『あと30回できる!』とついやりすぎていたことも『ここでやめておこう』と、切り上げられるように」

 

身も心も軽くすること。

暮らしを変え、年を経ることで、上書きされていくこと。 それは、買い物においてもしかり、でした。

「自転車もあるんですけど、最近はあえて乗らずに歩くようにしているんです」

午前中はスーパーや市場で買い物をしてから午後に仕事をする、というのがよくあるルーティン。ただ洗剤やオリーブオイルなど、重いものが必要となったら、あらかじめAmazonでポチリ。

「買い物は『これとエコバッグに入るだけにする』と、限度を決めています」

のちに疲れを引きずらないよう、身も心も軽くしておくこと。

参考になることばかりでした。

 

気分的なおさまりのよさ。

これから、暑くなってくる時期がやってきます。

「でも、流されないようにしたいなと思ってるんです」

らくちんさを優先すれば、まいにちTシャツ1枚で過ごしてもいいかもしれない。けれど「それやり始めたら、どんどんそっちに行っちゃうと思って」

今日着ているのは、リネン素材のシャツ。

「これ、本当はもっと襟が付いてたんですけど、思い切って、切っちゃったんです。かわいすぎたり、カジュアルすぎたりしないほうが、今の自分にはいいかなって」

着るものを見つめ直すと、合わせるバッグも変わります。

「レザーのバッグはいくつか持っていて、どれも形がかわいいから気に入ってるんだけど、いつの間にか持たなくなっちゃって。結局このスクエアショルダーばかり持つようになったのは、柔らかくて重くならず、おさまりがいいから。それは身体もそうですし、今の気分的なおさまりもあるかもしれません」

 

削ぎ落とす力をつける。

いろいろな服を着る機会の多い、モデルというお仕事。

「そうした経験値が増えてくると、削ぎ落とす力もついてくる。加えるのはかんたんだけどいる・いらないは、経験あってこそ。物を処分するのも『結局これは使うな」とか、『使わないならもう処分しちゃおう』とか、判断できるようになりました」

またモデルは「いろいろな服を似合わせる」仕事でもあります。

「スタイリストさんには基本的にお任せしますけど『ちょっと袖をたくし上げたら格好いいな』とか。そういうことはフィッティングルームで自分でやっちゃったりしますね」

洋服を自分に馴染ませるためのテクニック。それはバッグもまた。

▲暑い時には羽織ものを脱いで、わざと見せるようにかける。これもひとつのコーディネート。

「基本は肩かけでしたが、スクエアショルダーはいろいろ試した結果、手で持つのが一番好き。持っていても嫌じゃないんです。たぶん、このハンドルが柔らかくて、重くないから疲れにくいんだと思います」

▲コートを着ている時は紐を長くして、夏服で薄着になったらもう少し締めて。

「あとは、本当にちょっとした差なんですが、『紐は中に入れちゃおうかな』とか。コーディネートのバランスを見て変えたりしています。このバッグを持つようになってから『今日は何を持とうかな』だけでなく『今日はどう持とうかな』という意識が持てるようになりました」

▲スマホで決済したときは、とりあえずのレシートをここにパッと入れておくこともあります。

せわしなくすぎていく日々だから、考える時間をなるべく取り除きたい。

「頭で考えて『ここにこう入れなきゃ』というよりも、無意識にできちゃうのがいい。入れたりとか出したりっていうのも感覚で使える。パソコンでいうとMacみたいな。そう考えると、RENはバッグ界のAppleかもしれません」

なんともおこがましくも、うれしいお褒めの言葉をいただきました。

香菜子さん、いつも本当にありがとう。

※二拠点暮らしはインタビュー当時。2026年6月現在は、一拠点の暮らしに戻られています。